一般的には声量や高音発声、広い声域づくり、声区のスムーズな切り方(最近はミックスヴォイスという人もいます)を目的にしているトレーニングが多いようです。ちなみに私は、それは目的でなく、副次的に得られるものと思っています。ヴォイストレーニングは「いかにイメージに対して、繊細にていねいに声を扱うかを習得するためのすべて」と考えています。
結果として、声の自由度、柔軟性を得る、声の表現への可能性を広げるためにするものと思っています。
「トレーニングは、常にそれが何のためにやるのかを考えること」です。それを何に使うのかは、それぞれの人の自由です。
ストレス解消、ボケ防止などに使うのも大変に結構です。
「効果が出るのか」に「はい」と答えるのは簡単です。しかし、やってみなくては、何事もわかりません。
これは、まさに「英語を勉強すると外国人と話せるようになりますか」というのと同じような質問です。
その目的も含めて、あなたの状態をみて、対処していくのが、私とここのトレーナーです。