夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

ことばが聞こえにくい声を直す

明瞭な発音には、唇、あご、舌、喉(声帯)などが、スムーズに連動していなければなりません。発音より発声、発声より音の流れを優先することです。

その中でギリギリ、ことばをのせていくか、最初からことばで言い切って、それを音の流れでつないでいきましょう。

口を開けすぎ、動かしすぎて、唇やあごの運動にエネルギーを多く使うと、ことばにするときに喉、舌の運動にエネルギーや気持ちがまわりません。

歌においては、すべてのことばをはっきりと発音しようとしすぎると、口がパクパク、音程をとってメロディにつなぐだけで精一杯となります。そのため、ことばの持ち味や音色、イントネーション、リズム(グルーヴ)を生かせなくなることが多いようです。本来、音は点でなく線でとり、動かすのです。

日本語を音楽に使えるようにしていくには、イタリア語あたりの発声から始めるのもよいと思います。私は原則として、発声を発音に優先する立場をとっています。