ここの声楽家トレーナーの採用のオーディションでは、いつも人材不足です。
ここで、いくつか、声楽出身のトレーナーに思うところと、実際にお願いしていることを述べておきます。
まず、声楽家出身者はポップスを甘くみています。私から、声楽家にクラシックのままでは通じないからポップスを学べなどと、ヤボなことは言いません。声楽家にポップスは教えられないのは、百も承知なので、次のように考えています。
1.発声のしくみとその使い方を、きちんと伝える。
2.声楽をやれば、ポップスを歌えるとは思わない。
3.声楽家の歌うポップスは違う。
声の出ることがポップスでは必要どころか、有利な条件とも限らないということです。