夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

レッスンは、とりくみのためでない

それで何に気づくか、どういうイメージが思い浮かぶか、そして、自分が他のいろんなこととどう結びつけられるか、そのきっかけを与えるのが、レッスンです。

 レッスンのレベルは、メニュやノウハウでなく、受け手の能力、感受性によります。トレーナーのことばは、そのためのきっかけですが、正直なところ、必要悪です。

 

 たとえば、今日の課題をみんなで一緒に読んでみるなどというのは、それぞれでやった方がよくできることです。日本人なら合わせることに気をつかい、できない人は慣れるのによいでしょうが、全体の平均レベルにそろえてしまいます。

 私は、研究所ではそこでしかできないことをやるようにしています。自分でできることは自分でやることです。

 自分でやるべきことをこちらがやってあげると、もっと大切なものを学ぶ機会を失うことになります。レッスンのレベルが、とりくんだ上でのレッスンでなく、とりくみのためのレッスンとなります。

 

 それも必要と思ってもいますが、一度そこにレベルを下げると、戻りません。ずっと自主性、主体性、ポジティブに読み込む力を抑えてしまいます。しかも、教えてもらうのがレッスンだと思わせてしまう。これは最大の誤りです。しかし、そういうトレーナーやレッスンが、日本では求められる、そういうメンタリティもわかってきました☆☆☆。