アマチュアだからこそ純粋に音楽を愛せるという人も多くなりました。それは、当たってもいるのですが、本気のつもりでも、カラオケを一人で歌っているのにすぎない人もいます。低いレベルのプロをプロといって、さげすさんでいるのにすぎないことが多いように思います。まわりからうまいと言われても、他人を感動させられているのではないでしょう。本当に感動させたら、人は集まってきます。集められます。
プロの価値は、創造活動にあります。その過酷な自らとの戦いを避け、対価以上の仕事をしないと成立していかないプロという世界を垣間見ているだけでは、つまらないでしょう。
生活のなかに本当に音楽を取り入れ、音楽とともに暮して、音楽でお金をとっていない“アマチュア”の人々もたくさんいます。生活のなかに取り入れているのがアマチュア、生活をかけているのがプロかもしれません。プロといっても必ずしも生活がかかっているというのではありません。