プロになるには、自分のめざすプロというのを定義しなくてはいけません。歌い手、ヴォーカルというのは、もはやエッセイストと同じくらい、誰もが使える肩書きです。リズムネタや歌を使うお笑い芸人の歌唱力も、場合によっては、今のプロ歌手を超えているでしょう。彼らが提供しているスタイルこそ、オリジナリティです。でもヴォーカリストとはいわれません。芸人、タレントですが。アーティストとは、独自のスタイルをつくる人のことですから、それに含まれると思うのです。
CDを出して売っているのはプロのヴォーカル、売れたらプロというなら、マツケンサンバの松平健さんも、プロヴォーカルです。声優も役者もタレントは言わずもがな、スポーツ選手やアナウンサーでもCDは出しています。
あなたにとってのプロって何かということからスタートしましょう。