トレーナー二人の方法が違った場合(ほとんどは違いますが)、私が間に入って、トレーナーにどちらかの方法に合わせてくれとはいいません。私は、トレーナー一人だけに任せられるというレベルで、トレーナーを選別していますから、本人の強い要望がない場合を除いて、行いません。トレーナーのこれまでの経験や手腕を否定して得られるものはないからです。
私のいうように教えてくださいともいいません。それもトレーナーを否定することになります。私自身も自分の本の通り教えたことはありません。本とレッスンとは違うのです。
二人のトレーナーの方向や判断が逆にみえるときは、そこにどう表われていくのかをみます。
トレーナーとミーティングをして調整すると、多くは優先順位の違いです。ときに、目的についての解釈が異なることもあります。
本人の欠点はわかりやすいのですが、すぐには直しません。その人の長所についても、すぐに決めつけないようにはしています。
大体はどちらかのトレーナーの方法がやりやすいと本人は思うものです。それも比べてはじめてわかることがたくさんあるのです。こうして気づきが多くなることが一番大切なことなのです。