私のところでは、およそ8つの音楽大学で指導を受けた声楽家がいます。偏狭な考えでは、共同研究などできません。日本や海外から発声に関するあらゆる教材を集め、ときには、直接伺って学ばせていただいています。
ヴォイストレーニングの方法の誤用は、日本人のベースの声のなさにまでさかのぼります。あたりまえのことがあたりまえになっていないことに、問題をくみとることです。なかには、まれにヴォイトレの必要のない人もいます。そのためもあって、私は、必ずレクチャーをしてから、いろんな意味で可能性からその可否をみてレッスンを引き受けるようにしています。