師はスターであり、トレーナーのこともあります。しかしヴォイストレーナーはトレーナーで、師ではありません。本人には客観視させる能力をつけさせる力が問われます。
発声法だけとして教えるのであればテクニカルコーチとして、トレーナーは最適かもしれません。しかし、そのやり方はどこに使えるのかとなれば、多くは、弱点補強にしかならないでしょう。
問題がそれだけであることは少ないです。それが根本的な問題をみえなくします。オリジナリティや長所をみつけたり伸ばしたりする妨げになることです。現実は、効果が早く出やすくわかりやすく、習う人も実感しやすいから優先されます。それが目的となることが大半なのです。