トレーナーですから、レッスンで依存されるのはある程度仕方ありません。しかし、私はいつも次のことを考えて行なっています。
1.自分以上に、この人にふさわしいトレーナーはいる。もっとよい方法も必ずある。
2.自分がこの人が目的を遂げられるまでみられないこともある。お互いの事情や万一のケースを考え、用意しておく。
トレーナーのレッスンは、そのトレーナーがいなくてはできないものです。しかし、その上でそれをなくしていかなくてはいけません。常にほかのトレーナーでも引き継げるようにすることを念頭におきます。それより大切なのは、本人が自分自身でできるようにすること、次に進めるようにすることです。自分でできるようになればなるほど更なる高い課題設定とチェックが必要です。そのためにトレーナーが必要と私は考えているくらいです。
やはり、誰かにつくとよいのです。そのときに前のトレーナーのレッスンを引き継げる人がよいのですが、もっとよいのは、本人が次のトレーナーのレッスンに対応できる力をつけていることです。最終的にトレーナーを選ぶ眼力もついているべきでしょう。よいトレーナーとか、自分に合うトレーナーでなく、自分の力を伸ばすトレーナーをみつけ、選ぶ力です。