安易なレッスンがカラオケのレッスンではメインでしょう。最後まで歌い切れるレパートリーを増やすことが上達と思う人がとても多いです。確かに、最初の1、2年や50~100曲くらいまではそれでもよいでしょう。そういうのは、慣れです。人並みになるプロセスですからトレーニングでなく、慣れなのです。そこをもってヴォイトレと思う人がトレーナーにも多くいます。
高い声をすぐ出せるようになるなどというのもこの類です。問題はそこからなのに、高音、2オクターブを3オクターブとがんばっているような人たちです。がんばらせているトレーナーもいます。
やれない人がやれるようになっているのでなく、やっていない人がやっただけの成果なのです。結局、やっていない人よりもできるようになりたいのか、やっている人のなかでできるといわれるようになりたいかの違いともいえます。これもヴィジョンの違いです。単にデビューしたいか、生涯活躍したいかの違いです。