何十人くらいしか、しかも短期に接したことのない若いトレーナーが、どこかで学んだだけのやり方をずっと変えずに行っているようなことを見るにつけ、本人がもっと学ぶべき必要を感じるのです。ここにもトレーナーが学びにいらしています。大切なのは、教わることでなく、イマジネーションと創る力をつけることです。
劇団のワークショップのようにアマチュア向けのものでも、体験してみるのはよいことです。楽しいメニュのオンパレードと表面的なチェックでも、心身の解放の体験ができたら第一歩です。問題はその先の方法のないこと、そして見通しのみえにくいことです。
それでも声について、いろいろと感じるには有効だと思います。トレーナーに教わる前に、自分の体・心・声を見直したり、気づく視点を得られることもあります。理論より実践型が多いので、うまく巻き込まれると、思わずハイレベルな声を実感できることもあります。