夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

体の楽器化

体からの深い声には、息の深さ、太さ、体や筋肉の支えの強さなど、体の徹底した「楽器化」が問われるわけです。

 私のいう「体の楽器化」とは、一部のオペラ歌手や役者などが自分の演奏(表現)能力の限界を体に感じて、その体そのものを変えて限界を超えようとするときに表れてくるレベルです。口内だけのものまねの芸人と、骨格さえ変えるといわれるコロッケさんのものまねとの違いのようなものです。

 オペラ歌唱の絶唱の顔、つまり発声共鳴に有利な形は、ホセ・カレーラスなどオペラ歌手の最高音の顔をみるとわかりやすいです。楽器としての理想から追求されたものです(独特なラッパ顔です)。

 私も経験がありますが、発声しているともっとあごが開けば、口が開けば、鼻や眉間が出っ張っていれば、もう1音、2、3音クリアできると、音域(特に高音)がわかりやすいですが、感じたことがあります。