「早く楽に簡単に人並みになる、あるいは、人よりも上達する」というのと、遅く楽でなくとも苦労しつつも、明らかに常人とは違うレベルになるというのは、結果から省りみて、方向や順番、やり方が違うことが少なくないのです。
目標があいまいでレベルが低いとき、うまい人をまねて通じるところでは、表面的な効果やコストパフォーマンスを求めることになりがちです。プロでも、感覚やイメージ、条件が伴わないときは、そうなります。その違いが声において厳密にわかる人は、日本ではほとんどいないのかもしれません。これは海外との音声での実力の差の原因の一つです。