歌唱では、高音になると表情筋まで関わり、ひびきも前に出て、発音も明瞭になります。低音トレーニングは、深い声、芯のある声になり、声そのものを支えますが、そのままでは発音にはあまり絡みません。しかし、これがあってこそ高い声も活きるのです。事実、トレーニング中には本当に出ている高い声の支えは、太ももあたりにくるものです。
体力づくり、体の柔軟、呼吸筋、表情筋のトレーニングをしておくとよいでしょう。大きな声で外朗売りや早口ことばで、喉を疲れさせるより、効率のよいトレーニングとなります。役者やアナウンサーは、長年に喉をことばで酷使することで、声が鍛えられることもあるのです。そのリスクを減らしたのが、私のヴォイストレーニングです。