歌において、表現は、声の力と必ずしも一致しないどころか、日本においては、相反することがあたりまえにあるので、ややこしい問題です。
歌い手なら、自分かそのパートナーに表現力は、不可欠です。自分にその力がなくても協力者が何とかしてくれるわけです。もともと歌い手は、声を使うプロで、作品やステージは他に任せていればよかったのですが。それについては、次のような形でみています。
<ステージング> <ステージパフォーマンス>
衣裳、ファッション スタイリスト、メイク、コーディネーター
振付 振付師
音響、証明 SE、演出家
アレンジ アレンジャー
作詞、作曲 作詞家、作曲家
伴奏 バンド、プレイヤー
すべてが必要ではありません。その人の表現スタイルによります。それによって、レッスンでも声の必要や方向、求められるレベルも異なってくるのです。シンガーソングライターや自演(弾き語り)アーティストは、この多くを自分でやっています。