私は、その歌い手特有のオリジナルのフレーズとみています。これが役者の歌と区別するものと思います。大きなフレーズでの中で使われる声質(音色)、これが日本では役者のほうが個性的です。音楽として、それを最大に活かした動きがでると魅力的です。
一般的には、ヴィブラートやシャウトとか、声の使い方の多彩さや器用さを指すことが多いです。一時、ミュージカルなどによく使われていたフェイクっぽいものなどです。ミュージカルでは音大出身が多いのでオペラのテクニックが流用されています。そこだけが目立って好感が持てません。こういうものをテクニックというなら、否定的な意味になります。
テクニカルなことに優れた歌手は、たくさんいます。ホイットニー・ヒューストンやマライヤ・キャリーなども、そういう例でしょう。