喉の守り方は、トレーニングで知っていくことです。私は、2つに分けて考えています。目的やレベル、今、何を優先するかによっても違ってくるので、これを参考に考えてください。
調子のよいときは、ハードにセッティングします。調子の悪いときは、以前は、休めませんでした。しかし研究のチャンスでもありました。何事も育てていく、鍛えるときと、それをキープするときは、考え方、対処の仕方が変わるものです。
1.環境をよくして、よい状態で声を出すことが第一でしょう。自分のことさえよくわからないうちはよい環境づくりを目指します。湿度や温度も整えます。
2.プロ志向の人なら、その上でハードさに耐えうるため、ときには乾燥や、熱いところ(とはいえ、ほこりなどはだめです)、寒いところはあまりよくありませんが、あえて試みます。慣れていく、非常時にどうなるのかを知ります。
ステージやスタジオは、乾燥していて、照明や人、荷物の出入りで、発声によい環境ではありません。かつては、たばこでくもっているようなところでした。
空気清浄機や加湿器は、練習の環境にとてもよいのですが、そうでない場でやることも考えておきましょう。