トレーナーが見本ととして、わかりやすく、ゆっくりていねいに、スローモーションで分析してみせても、本当の基本とは違うのです。語学の勉強は、ゆっくりしたものを聞くよりも、ネイティブの早さに耳をならしていくことが基本です。ヴォイトレも、トレーナーが相手の体や感覚に近づいていくのでなく、その体、感覚を鋭く変えていかなくてはならないのです。私は、課題は短くはしますが、ゆっくりにはしません。
次のどのスタンス(目的、レベル、本人の実力)で行なうのかが、大切なことです。
1.ステージ
2.曲の構成
3.1曲すべて
4.1コーラス
5.AメロかBメロかサビ
6.4~8フレーズ(8~32小節くらい)
7.1フレーズ(4~16小節くらい)
8.ひとこと、ひと声(ことば一つ)
のように細分化します。その分、ていねい、かつダイナミックに、マックスの表現を求めます。次に8→1へ応用していくようにしています。