私は、自分の育った頃のアーティストから、彼らが影響を受けたアーティストに20年ほど遡っていって、そのままです。1950年代、1960年代をベースとして、ポップスのアーティストを捉えています。マイケル・ジャクソンでいうと、ジャクソン5のマイケルはよいが、ソロとしてのエンターティナーとしてのマイケルは別、プレスリー、シナトラあたりも、若い頃の声でみていました。
これまでに、音のメディアは、レコード、ラジオ、トーキー(映画)、テレビ、ネットと、大きく変わりました。何よりも人間の声を聞きたかった人類は、レコード、ラジオで、歌と、音声でのことばを普及させました。貴族の特権だった音楽を、大衆のものにしました。そこから、100年、カラオケ、合成音声(初音ミク)、と大改革が、受け手だった側に起きてきます。まさに、ネットでインタラクティブ化しているのです。