研究所内ではレッスンがマンネリにならないように、時々、他のトレーナーにサードオピニオンとして、一言アドバイスさせたり、ローテーションを変えることをお勧めしています(原則として、最初から2人以上トレーナーがついています)。
研究所の外で別にトレーナーについている人が、そこを続けながら来ていることも少なくありません。私のところは、困りません。当人が、使い分けられたら問題はないのです。
先方のトレーナーが嫌がる場合は、秘密厳守にしています。日本で有名な劇団やプロダクション、養成所では対外レッスンを禁止しているところがあります。そういえばオペラ界でも邦楽や落語業界でもタブーですね(音大では少し自由になってきたようです)。
世の中に出て、いろんな人にいろんなことを言われていく歌手や役者、声優が、それで育つわけがありません、一人のトレーナーの価値観の中で、同じ判断を共有するのはよいのですが、それしか知らずにいるのは、どうでしょうか。