実力のある歌手に、2曲の歌唱レッスンをします。表現力と基礎力をつけるためにいらしています。基礎力は、私は一声、一フレーズでみます。そこのトレーニングは、基礎を身につけているトレーナーに任せています。一流のオペラ歌手でなくとも、その基礎条件を持っている声楽家で、一般の人やポップスに理解のある人なら、務まります。私のところのトレーナーのことです。
目標レベルは、たとえば、オペラの一フレーズが歌えるための、声域、声量、共鳴、発声、呼吸、体と音色、コントロール力を持つことです。Caro mio benやコンコーネの1番の冒頭ができたら十分です。音大入試でなく、大学院レベル、劇団四季のオーディションで受かり、契約更新が確実なレベルとするのもよいでしょう。
ここで日本のプロ歌手(と自称する人の4分の1は、こういう必要性もないかもしれません)で研究所にいらっしゃる人には、私は基礎として、日本のミュージカルや合唱、ゴスペルなどでも通じるクリアでシンプルなレベルを最低ラインにしています。