夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

声のオーラ

  私は、世界が日本のようになるのが理想です。しかし、現実には国家単位とその対立で世界が成立しているので、日本人も21世紀前半はナショナリズムに立地せざるをえないと思っています。そのモデルとしての他民族社会の世界、アメリカ合衆国に幻滅し、ユーロ圏も崩壊していくでしょう。まだまだ時間がかかるし、危険も大きくなりそうです。

必ずしも世界中が日本のように子供っぽくなるのがよいとは思いません。それが平和ということなのでしょう。世界には日本たるようアピールすることに努める力としてクールジャパンをみています。女子供化、メンタルもフィジカルも戦えなく弱くなったら…です。多くの国はそれで滅びました。

 

 私は言語としての限界を日本人らしくよく知っていたので、それで示される世界よりも音楽や声を重視してきました。日本の歌はストーリー、歌詞、物語重視です。それゆえ、その他での完成度が低く、声もいまいちです。

 今のミュージカルやJ-POPSにも「立派な歌詞」のうさんくささを感じています。でも声力が歌詞を上回れば、ことばを超えた音楽となり、その問題はなくなります。スピーチでさえ伝わるのは、ことばや内容を支える声のオーラでした。

 日本のアーティストは概して草食系です。その理由もわかるでしょう。歌詞の部分でも、自分―他人でなく、自分=身内(場)で成り立っているものが多いのです。半面、欧米の弱点は、自分―他人の対立での孤独に耐えられなくなってきていることです。グループカウンセンセリングなどが日本人には考えられないくらい、処方されています。

 欧米の設けたリング、スポーツにしろ、アートにしろ、そこでしか鍛えられないとしたら、それは、おかしなことです。

 和道、日本の芸の多くは、自分=身内が場でありながら師弟構造を有しています。役者養成所はサークル化に伴い、趣味の場になりつつあります。一億総セミプロ化の時がくると1985年頃言いました。レッスンにおいて、そうなってきているのが現状です