現在の日本のヴォイストレーナーは、ヴォイスアドバイザーやヴォーカルアドバイザーにあたると思います。
アドバイザーは、役者、声優、アナウンサー、ナレーター、朗読の指導者で、今ある力を100パーセント確実に活かすために次のようなことを扱います。
1.全体のバランスの調整を仕上げ
2.発音、発声の安定、使い方や応用のアドバイス
3.メンタル的勇気づけ
アナウンス学校やカラオケの先生を思い浮かべるとよいでしょう。
それに対して、トレーナーというのは
1.個々の要素の相違、分析と目標設定、調整
2.心身や発声そのものの強化、鍛練、地力のアップと調整
3.日常でのトレーニングやその管理
これはパーソナルトレーナーを思い浮かべてください。徹底して個々を中心とするのは、当たり前のこととして、多くの研究や試行錯誤の上に専門家として、対処するというのが、違いです(この専門というのが一口で説明できないのですが、実技の経験だけでは無理ということです)。