夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

うまさと仕事の価値

技術を得たいというなら技術のある人に、世の中に出たいというなら世の中に出た人についていけばよいのです。ただ、歌手というのは、歌手を育てるのに適していないということです。歌手になりたければ歌手を育てた人につくのがよいと思います。

 まじめな人ほど声や歌の技術が一番必要と思うのです。それを得たら、プロになれる、ヒットする、歌手や役者で生活できると。まじめな人ほど、名も知れず、声や歌がすごいという人に惹かれていきます。

これは、画学生がきれいに絵の描ける人にあこがれるのと似ています。学生ならいいでしょう。でも、その人はうまくきれいに描けるのに、その絵が売れていない、価値を認められていないという理由を考えないのはなぜでしょう。

世界中、日本中に声のよい人、歌のうまい人はたくさんいます。なのに、売れていないとしたら、声や歌がへたでも売れる人はもちろん、それで売れない人よりも大きな欠落があるということでしょう。これは、どんな仕事にも当てはまります。仕事とは創生した価値を与えることです。☆

へたな人はうまくなるとなんとかなるかもしれません。でも、うまい人はどうしようもないでしょう。

私のところも、そういう人がたくさんきたので、よくわかります。自信とプライドで固まったところに努力やまじめさ、一所懸命さが表れても、それはアマチュアです。アマチュアがプロになるのにもっていてはよくないのです。声のよさ、歌のうまさは一要素ということです。