バットにボールをあてることが先決なら、バント練習もありかもしれません。それが第一歩といっているのが、今のヴォイトレのように思えます。早く楽しむための手段として考えるとそうなります。
ここがややこしいところです。そこにいる客を満足させるところで判断されるライブと、客を超えるべき一流の作品を、どのように考えるかでしょう。
高校の野球部員、ノンプロの打者でも、バッティングセンターなら10発10中、ジャストミートします。まわりでみてはいる人は驚くでしょう。でもプロとはレベルが違うのです。
舞台は、客商売であるので客のレベルにも左右されてしまいがちです。至高の表現よりも瞬時の作品として、確実安全なものを求めてしまうのは当然でしょう。でも表現者なら…。
大きな素振りをしたところからトレーニングの一歩が始まります。そこに、柔軟から体づくり、筋トレがあるものでしょう。