魅力的な声
説得力のある声
強い声
よい声
安定している声
これらは、それぞれに違います。できたら一つの声(の応用)でまかなえるのが理想的です。すべて自由に変じて対応できるのが理想ですが…難しいものです。
自分の声を中心に、自分の声の中心をみつけ、イメージや理想をその可能性のマックスのところにおきます。そうするようにできるようにすることです。
あこがれの人の声を中心にして、まねていこうとしたり、そこで自分の声とのギャップを埋めようとしないことです。またいくつもの声の出し方をそれぞれに使い分けて、つくってしまうようなことも感心しません。教え方としては一般化しているようですが、特別な目的の場合を除いて、私のところでは行っていません。
発音、話し方、歌い方などの表現においては、一流の作品からストレートによい影響を受けてください。そういう環境に身をおきましょう。
たった一人の相手を見本にするのでなく、何人もの一流の人から多面的に刺激を受けて、自分の未熟さを補いましょう。一流のアーティストの共通のベースに気づき、自分の不足を補っていくといのです。