夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

本質的なメニュとは

 誰にでも共通して必要な「基本メニュ」が難しいので、簡単にしたものをたくさんつくってきました。トレーナーにも、「これがいい」とか、「これはよくない」とかいろいろと言われているようです。しかし、メニュの形式でなく、目的を明確にすることが大切です。メニュそのものは、使い方で変えれば、どうにでもなるのです。一つか二つを徹底して使い込めたら、充分によいのです。

 たとえば、「母音はどの音、子音はどの音を使えばよいのか」というと、私たちのブログの「トレーナー共通Q&A」でわかると思いますが、それぞれの母音、子音にいろんな特徴があり、それによって可能性や処方があるのがわかると思います。どれか1つが絶対ということはないのです。目的やその人のレベル、タイプによって異なります。メニュを変えなくとも、使い方を変えれば対応できるのです。

 どれがよいとか悪いでなく、その人の今の発音や発声、目的にもよるということです。

 この研究所でも、トレーナーがそれぞれに使うスケール(音階)、母音、子音は、違うのです。おもしろいことです。その違いを超えて、学べたものが本質であることがわかります。すべての発音やスケールを学ぶ必要はありません。いくつかを使って全てに通じるものを学ぶのです。