トレーニングの時点で、私はその人のもっているものと、もっていないものについて考えるところから始めます。あなたもここで自分自身について考えてみてください。
<もっているものともっていないもの>
- 自分のもっているもの
- もっているのに出せていないもの(使えていないもの)
- もっているが出さない方がよいもの(使わないもの)
- もっていないが補えるもの
- もっていないが補えるかわからないもの
- もっていないが補っても使えないもの
- もっていないが補えないもの(理想的には欲しいもの)
- もっていないが補う必要のないもの
「発声を直す」というのは、c.を封じb.を導いていくことにあたります。多くのメニュはd.の不足を補うこと、その補強にセッティングしています。
e.は、声においての到達点には個人差があるということです。
f.やg.は、その人の限界をどこにどう見極めるかということにもなります。h.はトレーニングの目的にする必要はありません。このa~hについて、この機会にまとめてみてはいかがでしょうか。