ある日のレッスンでは、次の3つが中心です。
1.ハミング 低いソ―ド―高いド―ミ(声域、2オクターブ弱)
2.ハミング+母音(またはmやn) 低いファ―ド―高いド―レ(同上)
3.母音 低いミ―ド―高いド
わかりやすくするために全てのメニュを、同じ声域にすることもあれば、声の質を重視して、それが悪くなってから2,3音上がったら(下りたら)止めることもあります。
もっとも大切なスケールやヴォーカリーズが、ポップスや役者の発声練習では、準備体操だけで終わっているところがほとんどです。
私は、研修に行くと、これを徹底して、ていねいに扱わせるようにしています。リラックスや伸び伸びとするために、気にかけずに、大きくたくさん声を出すことから始めることもあります。
シンプルなことに徹底してとりくませることが、ヴォイトレの本質ともいってよい基本づくりのメニュです。その前に、体や呼吸を使ったり気力や集中力を高めるために、勢いで行うことが必要なこともありますが。