引用するのですから、自分の論に絡めなくてはいけないのですが、鋭い人には、面倒な解説なしに「○○が○○と言っていたよ」だけで済んでしまうのです。これがアナロジーのよさです。どんなことばも価値は受け止める人によるのです。
とはいえ、同じことでもくり返し述べていると、わかっていく人がいるから、似たことをくり返しているのです。言っていることは同じです。「本質を見抜き、自らに役立てる」ということです。「自らに役立てるように使う」「使えるようになれるように学んでいく」のです。
残念なことに、まじめで勉強熱心な人ほど、「どれが役立つ」とか、「正しい」とか「間違っている」というクイズやゲームのようにしてしまいがちです。他人をはかっているようでいて、実のところ、自らを貶めているのです。☆それでは成長しませんから、宝くじに当たるよりも不利な勝負になります。周りが成長していくなかでは相対的に劣化していくからです。
当たりくじをみつけるのでなく、自分のくじを当たりくじにしていくことです。それが主体的に生きて学んでいくということです。教科書の中には、他の人の過去のことは書かれていますが、あなたの未来は描かれていないといのです。