「ア」の次に「ウ」を取り上げるのは斬新な試みです。
発声発音練習には「アエイオウ」、「アエイウエオアオ」、最近は、「イウエオア」、「イウエオアエイオ」などがよく使われます。(母音発声のメニュ)
母音は、「ア」が最初、」そこから「ア」ー「イ」、「ア」ー「ウ」という2つの方向があります。口の形でいうと、横の方向と奥の方向ですが、それは口の開け方ではなく、口内の空洞の作り方、舌の位置の違いです。
全体では、「ア」ー「イ」ー「ウ」(ー「ア」)の三角形となります。
そして、「ア」ー「イ」の間にエで、「アーエーイ」
「ア」ーウの間に「オ」で、「アーオーウ」
合わせて5母音です。
「アーエーイーウーオ」で五角形になるわけです。よく使われているのは、四角形ですが、それは「アーエーイ」が一直線に並ぶのに「アーオーウ」は、少し「ウ」がずれ(3点になる)ためです。このあたりは、使い方によっても、前後にくる音などによってもかなり違うものです。
「アゥ」と言うと痛いですが、「ウッ」では腹を蹴られてうずくまるような感じですね。「ウウウ」は威嚇で、犬などを思い浮かべませんか。犬は「ウ」が出せるけど「イ」は出せないでしょう。それで「ウ」を先にするのです。