夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

三母音の「ウ」

「ア」の次に「ウ」を取り上げるのは斬新な試みです。

発声発音練習には「アエイオウ」、「アエイウエオアオ」、最近は、「イウエオア」、「イウエオアエイオ」などがよく使われます。(母音発声のメニュ)

 母音は、「ア」が最初、」そこから「ア」ー「イ」、「ア」ー「ウ」という2つの方向があります。口の形でいうと、横の方向と奥の方向ですが、それは口の開け方ではなく、口内の空洞の作り方、舌の位置の違いです。

 全体では、「ア」ー「イ」ー「ウ」(ー「ア」)の三角形となります。

 そして、「ア」ー「イ」の間にエで、「アーエーイ」

 「ア」ーウの間に「オ」で、「アーオーウ」

 合わせて5母音です。

 「アーエーイーウーオ」で五角形になるわけです。よく使われているのは、四角形ですが、それは「アーエーイ」が一直線に並ぶのに「アーオーウ」は、少し「ウ」がずれ(3点になる)ためです。このあたりは、使い方によっても、前後にくる音などによってもかなり違うものです。

 「アゥ」と言うと痛いですが、「ウッ」では腹を蹴られてうずくまるような感じですね。「ウウウ」は威嚇で、犬などを思い浮かべませんか。犬は「ウ」が出せるけど「イ」は出せないでしょう。それで「ウ」を先にするのです。