ベースとなるトレーニングは、できることでよいから丁寧にしっかりとやりましょう。
調子のよいときは少し無理してもよいです。悪いときはベースとなるトレーニングがしっかりとできるように戻すことです。本やトレーナーを使って、「できないことを無理してやる」のはよくありません。むしろ、反対です。「できることを丁寧にくり返しする」のです。
できていないことはできないのだから、そこをやるのではなく、一つ下のベースを掘り下げていくのです。
教えることも同じです。教えてできることなら教えなくてもできるのだから、教えても仕方ないのです。本人が気づくまで待ちます。それを問うた状態で、どこまで、いつまで保てるかがトレーナーの力量です。
できたのにできたと気づいていないなら、できたと伝えることが必要なときもあります。
「わかる」「教える」ということばはあまり使いたくありません。「わかる」と「できる」、「教える」と「伝わる」は違うからです。