研究所のトレーナーにもいくつかのタイプがいます。相手により、やり方もかなり変えているので一口では説明できませんが。
壊すような対処をするのはリスクも伴うので、どのトレーナーも行うわけではありません。誰にでも行うことでもありません。そういう才能や実力があっても本番中の舞台をもっている人に、あまり大きなリスクは与えられません。両立できる器用さとか切り替えというような、実力というよりは仕事力もみなくてはなりません。
人によって可能性は様々です。誰もが同じことをできるわけではありません。どの方向へ可能性をみていくかは、声だけでは判断できません。トータルとしての目的を具体化していくことを併行します。
そこで、本人の目的、プロセスと研究所としてのレッスンの目的、プロセス、さらにヴォイトレのトレーニングの目的、プロセスを定めていくのです。
短期的に大きく変えようとするより、長期的に2~3人のトレーナーに併行してレッスンを受ける方がローリスクで大きな効果が得られます。これまでみてきたところ、自分を誰よりもすぐれているトレーナーと思うような人(思うのとそうであるのは違う)は、必ずこういうやり方に反対しますが。