ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

言語化の必要性

ヴォイトレは、声を身につけていくトレーニングです。しかし、ことばや文章化することを頭から否定するのは関心しません。それには、いくつもの理由があります。

 まず、第一は、生徒さんとトレーナー自身の勉強と研究のためです。他のトレーナーの状況や方法、そこで述べていることを読んだら、もっと学べるようになります。すでに同じようなケースを自ら体験したり、人に教えて同じ状況に面したトレーナーたちのことばです。

 状況に応じて一つの答えというのがあるというのなら、トレーナーの答えは同じになるはずです。そこは、千差万別です。違う見解や他の対処方法もあります。ことばや音声として記録していかないと比較、検討や検証はできません。

 第二に、トレーナーの指導の技術として、声に対する処方とともに、的確なことばを使うことも学ばなくてはいけないということです。レッスン中にも、それ以外でも、ことばで伝えることは必要となるでしょう。ことばやその使い方を学ぶことは、トレーナーとしても必修です。ことば一つの使い方で、生徒がよく理解できるし間違いを回避できるからです。

ヴォキャブラリーが豊富で、イメージや例えをわかりやすくできると、生徒はよりよく学べます。これは長くトレーナーを経験したらわかることです。ここのトレーナーも、私や他のトレーナーのことばやことばの使い方を学んでいます。

 実際に教えられた生徒にとって、トレーナーのことばの記録は、将来に必ず役立ちます。トレーナーの他人へのアドバイスを見たり読むのも役立ちます。会報やブログはそのために出しています。トレーナーの他の生徒へアドバイスしていることばを知り、その言動をみると、より早く深く理解することができるようになるからです。

 個人差が大きいとはいえ、そういう状況を明らかにする方が、方法やメニュが合うとか合わないとかを考えるよりも先です。自分にはうまくいっていないレッスン(方法やメニュ)で大きな効果を上げている人のことを知る、いろいろと参考になります。そこから、自分に足らないものの存在に気づき、大きく伸びるきっかけとなるからです。

 ことばや情報の理解のためにも、自分がことばにする、自ら情報を発信することは欠かせないことです。それは、世の中で実践していく力にもなります。