夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

中心としての声

ポップスを私の立場から捉えますと、感情を表す声が、構音変化で加工された発音を経て、ことばとして意味をもちました。声が共鳴の利用によって歌になった、この二つが合わさったところから歌となり、その延長上でマイク、音響という拡大、発達した加工装置の使用があります。

 その原点に体と心があるわけです。呼気を通じて体内でつくった音を変じさせたのが声です。舞踏が体の動きの延長上に様式化されたのと同じく、歌は、声の動きの延線上に様式化されたものです。ことばでなく、声の響きの延長なのです。

 元々、私の目指す発声ヴォイトレは、歌でもせりふでもなく、声一つの完成度だったのです。その結果として、私が今使っている声があるのですが…。それが要望により、ロック、ポップス、カラオケ、声優、ビジネスマン、語学習得者、一般の人を対象に膨らんでいったのです。対象が広がったために、研究所として役割分担をする一方で、原点に戻ると決めたのでした。