新年の週刊現代の「歌がうまい歌手」日本人で、プロデューサーたちが選んだリストをみました。その翌週には、歌手やヴォイストレーナーが異論を、それぞれに述べているのですが、私は、そこともスタンスが違います。結局、述べませんでした。
私としては、一般論ですが、歌手であれ何であれ、世の中でやれていたら皆それぞれによいという立場です。
それは音楽、歌、発声だけの実力に限りません。そこは研究所のトレーナーとも違います。(レッスンでのスタンスというなら、レッスンでの声の可能性と限界においてみるようにしています)
私のところには、マルチな才能をもつ人がたくさんきます。声を、何にどう使おうとでやれていたらよいと言っているからです。やれていなければダメということではありません。芸能であれ、ビジネスであれ、やれている人の声は、ひとまず肯定するというスタンスです。その上でどうするか、また、やれていない人は、やれるようにどうするかです。
プロなら声で伝えている、その伝えているということを、ここでは広く深く捉えているということです。
私もその一人です。歌とか朗読、アナウンスでプロでないと言われたところで、それは畑違いなのです。
リストのなかに、知人もいるのであまり述べたくもないのですが、具体的でないと論じにくいので引用しますと、
ヴォーカルランキング
1、桑田 2、中島 3、山下(達) 4、小田 5、井上 6、五木 7、沢田 8、都 9、石川 10、玉置 11、桜井 12、中森 13、松任谷 14、坂本(冬) 15、稲葉 16、布施 17、吉田(美) 18、高橋(真) 19、椎名 20、松田(聖) [週刊現代1月17、24日版]
これに対して、次の号で、歌い手やトレーナーが異論を展開しています。