夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

受け身体質では

幼い頃、騒いだり叫んだりしていた大きな声が出せなくなったのは、教育のせいでもあるのでしょう。マナーということでは、声を荒げないのは日本だけではありません。しかし、受け身体質に、主体性も奪ってしまう日本の学校教育、音大も含みますが、それは反面教師としての役割をうまく果たせていたのでしょうか。

 アーティストになりたい人は、アーティスティックな毎日のなかで研鑽していくものでしょう。先生の教え方とかトレーナーがよいとか悪いとかに影響されません。考えること自体、無駄なことかもしれません。

 私は、なぜ、自分の表現を、自由な表現を目指す人が自ら不自由に教えられようとするのか、教えてもらわないと自由に表現もできないと思うのかわからなかったのです。逆でしょう。

 こうして、30年も同じことを続けていると、なるほど、日本人というのは、先生だけでなく生徒も不自由をよしと、人に動かされることをよしとするとわかってもきたのです。型という逆境でこそ、表現、自由がみえるのです。方法やメニュで教えられたものなどは役に立ちません。学び取ったものしか、ものにならないのです。