柔軟やストレッチが必要ない人もいます。それなりに体力もあり、柔軟に毎日過ごしている人です。スポーツをしていると、自ずとそういった体感レベルになります。スポーツを続けてきた人は、そうでない人がそのレベルに体をバージョンアップして保つことの難しさを知りません。すぐれた選手でない人が一流の選手との違いを埋めようとしたら、そこでさらに徹底した柔軟やストレッチが求められることに気づくはずです。
部分を強化してほぐして、そこにしっかりとしたつながりをもち、常にしなやかに脱力しておけること、そして最大の力が発揮するようにしておくのは、並大抵の努力では無理です。努力しなくてはいけないというレベルでは無理で、楽しむとか、したくて仕方ないというレベルになることです。
誰かに強制された柔軟や運動の方が、最初は早く効果も出るのです。それを強制していくと限界までは行くのです。しかし、しぜんに使えるようになりません。強制せず限界をつくらないような別のルートが開けると思ったほうが結果として伸びます。