鈍くなると、痛みがきても「そのうち感じなくなる」とか、「いつか明日の糧となる」などと考える人もいます。こういう思い込みは無謀です。無駄は必要であっても、無謀から無能がどれほど生じてきたのでしょう。それを乗り越え、リーダーになった人が、そのプロセスを検証せずに他人に伝承すると、その弊害は大きく長く続くのです。
ハードなトレーニングは、その見返りを求めます。そのトレーニングのおかげで上達したとなりやすいです。それがなければもっと上達したかもしれないという疑念を消してしまうのです。
あくまで達したレベルの高さをみるべきです。そこがわかっていないケースが多いのです。歴史をみるまでもなく、日本人はいつもそれをくり返しているように思います。