夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

外と内

メニュや方法に私が否定的なのは、それが外にあるからです。内に入れば、もう基本ということをいうこともなく体で取り込まれるから、そういうことばはいらないのです。

 優れた人が現実に対応しようとすると、外界に体が対応するのです。身につけた共通要素が基本とするなら、現実や周りの状況が変じるのに応じる、つまり、基本も変じて応用されるとみてよいでしょう。

 天才肌の人は、感覚からもっともよいフォーム、体、声をつくりあげます。他の人はそうはならないのですから、基本を使い、応用していきます。

 トレーナーも、チェックのときに基本ということを持ち出すと、指導のよりどころになるので便利です。しかし、チェックしてここがよくないからやるというのは、必ずしも合っていません。合わせようとするからです。合うというイメージに感覚が及ぶかどうかです。合うまで続けたらよいのです。本当の型や基本は、マニュアルと対極のものなのです。