「早くしぜんになるためにふしぜんなトレーニングをする」といつも私は言っています。
しぜんになったとき、トレーニングは日常ということで置き換えられ、消滅するのです。少なくとも、トレーニングのままに、人前に出してはいけません。トレーニング中でも、トレーニングは忘れましょう。
これはトレーニングということばを技術に替えても、同じことです。しかし、努力やテクニックだけをみて拍手をくれるようなところでは勘違いされやすいので困っています。ハイテクニックを使って歌う技術を教えて欲しいという人も出てくるわけです。