夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

本場、教養主義

これまで歌について、本質を悟る人の不在を嘆いてきました。クラシックには酷評をする批評家がいました。ポピュラー、歌手、歌については、語れる人はあまりいません。批評とされるものを読んでも、紹介やそれまでの成り行きなど、PRといった方がよいものがほとんどです。ただの解説や感想なのです。

 「食べログ」などは、素人でも玄人はだしのことを書いています。料理について、日本人が国際的にもトップレベルというのもわかります。サービスへの不満は、そこまで言うのかと思うほど厳しく、店の責任でないことまで含まれていることも多々あります。おもてなしでなく、サービスの強要の風土といえそうです。そういう否定的な見方が、歌の世界にも入ればよいとはいえません。演奏よりもホールの音響を批判するような感じです。こういうのは海外では、大衆的には成立しないと思われるのです。

 歌や歌手について述べられたものは、ファンかアンチファン、声については、なおさら、ここに取りあげられるようなものは、ほとんどないと思われます。

 その一因として、海外のもののプロデュースに長けてきたこと=演出に長けてきたことと私は捉えています。外国に行けて外国語ができて、他の人より早く日本にもってきた人が認められるという、そんな日本だったからです。