マンツーマンの弱点は、一人のトレーナーの価値観のなかで全てを納めてしまうようになることです。特に日本の場合、その傾向が強いようです。学んでいるときは素直だった人でも、教えだすと自分が絶対になる人が多いのは、なぜでしょう。生徒に自主性がなく、依存する傾向が強いこともあります。
一人のアーティストだけを聞いている人は、何を歌っても、そのアーティストのまねになり、まねになっていることさえわからなくなります。だから、好きでなくとも、すぐれているといわれるアーティスト複数から学ぶようにした方がよいと言ってきました。トレーナーについても、同じ考えです。
トレーナーに認められ、「とってもよくなった」と言われたのに、他のトレーナーのところへ行くと、「全くだめ」ということがよくあります。それがどういうことなのかをよくよく考えてみることです。