これを、ヴォイトレを受ける人と一緒に、ヴォイストレーナーが読んでくださって、感想や質問をいただくので、ときどき、まとめてお答えしています。
私は、個として活動している他のヴォイトレを否定しているのではありません。私は、自分以外のトレーナーとの共同作業を最大に最長にやってきています。よいとこ取りの共同作業のできる組織として運営しています。そして、こうして述べるほど自己否定になっていくのです。自分のことばが自分たちに突き刺さるのです。
この分野は、ここのトレーナーも含め、誰でも自己肯定でやっています。私一人くらいは足元を、今の日本の声の状況を辛辣にみるのも必要に思います。
ここで、一言で両断したものの根拠などは、これまでに述べています。「昔はよかった、今はだめ」の年寄りの口ぐせにならないように、客観的な事例とともに述べているつもりです。「論点」などもご参考に。
声だけでなく、その背景にある日本人の聴く耳や、世界の人の声について、また、21世紀に入っての日本人の価値観の変容についても、広汎に触れているつもりです。