夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

途中レベルでの完成

誰しも、順番通りに行けばよいと思うし、トレーニングすると順番によくなると考えるのではないでしょうか。早く1、2、3と行くと、早く5、6…と行くと思いがちです。そこが落とし穴というのを指摘してきました。

人によっては、かなり限られた人ですが、順でいける人もいるのですが、そういう人の大半は、レッスンにこなくても、かなり先まで自力でいけるのです。

 レッスンに来る多くの人は、この第一のところで引っかかっているのです。聞き方や声の感じ方、見本からの学び方とともに、自分の問題、何が限界をつくっているのかに目を向けなくてはなりません。さらに、目的の優先順に項目を立ててチェックしてみるとよいでしょう。

 この途中のレベルまでは、声や歌の問題としてあがってこない人、大して才能や声に恵まれていないのですが、日常やカラオケでは、周りからできていると思われる人に多いのです。下手ではないことで下手な人からうまいと思われてしまうのです。途中のレベルなのに完成してしまう、つまり、限界が来てしまうのです。こういう人は、最も効果が出にくいです。初心者が慣れて頭打ちになるのと似た状態です。

 レッスンに絡めていうと、スクールなどで、すぐにトレーナーになることを推されるような人に多いのです。そういう人も、時折こちらにいらっしゃるので、よくわかります。器用なので、一見、うまく教えるのに向いていると思われてしまうのです。私の経験では、どちらかというと逆なのです。