大雑把に考えるだけでも、
1.ある高さに声をあてる、届かせる、2.歌に使う高い声にする、3.歌で高い声をこなせる、4.歌で高いと思わせずに出して表現できる、5.人がうまいでなく感動する、6.その人の世界を支える、7.基本を身につけつつ安定させる、8.確実なだけでなく進歩していく、9.未知の可能性に挑む、10.ケアと維持、調子が悪くても出せるしフォローができる。
いろんなレベルがあるのです。では、早く1、2、3と進めばよいのかというと、そうではないのです。順番通りの人は、1、2年で1から3くらいに到達して、そこで終わりです。本当によい歌い手は、1→3はなく、10→6と入ります。1→5は同時に成り立たつまで待つのです。