夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

選ぶという才能と感性☆☆

多くのトレーナーにまみえてきたなかで、それぞれのよし悪し、長所短所、さまざまにありました。そのなかで、大切なこととして、次の2つを学ぶことの必要を感じます。

 トレーナーは、声や歌を扱っているのですが、声も歌も一人をまねることのリスクについては、これまでも多くを指摘してきました。「まねることが学ぶことだ」という格言に従うとしたら、次のように訂正すべきでしょうか。

1. 一人でまねられるところまでまねてみる。

2. その限界を知り、レッスンを通し第三者のトレーナーに、まねから解放してもらう。

3. まねをとり、そこでの基本を成して、その上に、自らの個性をどう出すのかにシフトする。

 現実は、憧れの人やトレーナーをまねて、それで、「早く上達」という名のもとに、より早く限界をつくり、本来の可能性が制限されてしまうケースがほとんどです。

 一人での探求と養成の期間、そこでの時間と量が、基本の前のバックボーンです。次にできる限り、一流の人からまねる。語ったり歌うことだけでなく、聞くことの不足、感覚や運動の絶対量の不足が限界をつくっています。

 そこをみずに最初からレッスンに依存したい人は、教えたがりの人を選ぶのです。アマチュアには最適そうにみえることは、プロにはもっとも不向きです。そこをどう選ぶのかが、多分に感性だと思うのです。