夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

オリジナリティの学び方☆☆

オリジナリティの見方となると、相手あってのものです。しかも、いくつかの組み合わせの結果ですので、要素での分類には、そぐわないです。そこをあえて、無理に分けてみます。

a. 声そのもののよさ(白鳥英美子、カレン・カーペンターズ

b. 声の動かし方のよさ、フレーズ

c. 歌の構成、展開での声の音楽性(日本なら、木村充輝横山剣ほか)

d. 歌詞、ことば

e. 感情表現、意志、エネルギー、オーラ

 これまでに出してきた私選のヴォーカリスト一覧を参考にしてください。このなかで、ヴォイトレの目的となるのは、bのフレーズです。フレージング、オリジナルのフレーズといった類です。

多くのレッスンや教材が、実践に役立たないのは、そこを完全に欠いているからです。私自身のものにも、一般、初心者対象では、そこを入れようがない、ことばでイメージを伝え、伏線を引いておくのが、やっとのことです(「ヴォーカルの達人」の2巻での付属CDに、スキャットレーニングなど、若干あり)。

 海外のものには、ギターなどのナビフレーズ集のように、多彩な声のアドリブフレーズ集もあります。が、あまりに影響されるとヴォイスパーカッションのようになりかねません。楽器と異なり、声は音色が人によって大きく違うので、コピーがよいかというと難しいです。音色やフレーズでなく発声だけでみたり、歌のメロディ、リズム、歌詞でみるからです。 同曲異唱を同じフレーズ異唱(異は異なる人のこと、一流のアーティスト,プレイヤー、楽器も可)でとことん聞くようにアドバイスしています。