今の日本の場合、出過ぎても打たれずに無視され、その存在を許されるので、誰もがやりたいようにやればよいと思うのです。出過ぎる人が出ていくと、それを超える人も増えていくでしょう。妬み、嫉み、狭量、平等意識の強い、相変わらず村社会の日本では、持ち上げては貶めるワンパターンです。欧米的な特権意識はなくなってきたものの、それも悪い方に出ているようにも思うのです。
来日した「アナ雪」のイディナ・メンデルは、武道館ではアカペラを披露したとのことです(「フォー・グッド」)。ちなみに彼女は、かつて「ウィキッド」で渡辺健さんが逃したトニー賞を獲っています。
少子化もあって、競争に晒されず育った人たちの幼さ、我のなさは、平和であれば、21世紀の末頃に実現するかもしれない地球規模の人類世界、つまり、国がなくなった社会を先取りしているとは思いますが、これで乗り越えていけるのかは心配です。